みなさん、こんにちは、こんばんは。
10月14日、全国書店やネット書店で発売予定の
『ヘナ 美容白書 ―植物の癒しで髪を育てる時代へ―』
(森田 要・上條華江、彩流社刊)。

今日はその「目次」を特別にご紹介します📖✨

ヘナの基本から最新の美容室事情、髪と体の関係、そして実践的なお手入れ法まで。
髪を入り口に、美容や健康、そしてこれからの時代の生き方を考える一冊になっています。

「ヘナに興味はあるけれど、よく分からない」
「自然派のヘアケアを探している」
「髪と体を同時に整えたい」
そんな方々にとって、指針となる本になればと願っています🌿

『ヘナ 美容室白書』目次

はじめに

第Ⅰ部 髪を壊しつづけた30年
1⃣ 雑誌黄金期(1990年代〜2000年代前半)
・ファッション誌が生んだ憧れのヘアスタイル
・持って生まれた髪の美しさが奪われていく美容室
・元ギャルたちの髪は、いま 
・美容師は憧れの職業に
・見学者で長蛇の列ができたアクア
・誌面を彩った"カリスマ"たちとその舞台裏
・雑誌のタイアップ広告 24
・モデルハントの日々とサロンモデル争奪戦
・21世紀はヘアアイロンとともに
・青春時代の髪型シンドローム 29
・雑誌の休刊ラッシュ

2⃣ 加熱するSNSマーケティング(2000年代後半〜現在)
・ホットペッパービューティーの登場
・ホットペッパービューティーアワードの誕生
・お得なクーポンの落とし穴――髪も美容室も損をする!?
・美容室とディーラーと商材メーカー
・異業種からの参入で変わった美容業界界―「アルバム」の影
・美容室とSNSマーケティング――私たちは陥れられている?
・美容室のオンラインショップ
・シャンプーの"情緒的"価値
・天井知らずに高額化するヘア家電

3⃣ その施術、続けていい?――美容室の人気へアメニュー再考
・サロントリートメントの実力レポ
・「ストレート」と「髪質改善」
・「ないものねだり」の変身願望
・ブリーチが前提のデザインカラーとそのリスク
・化学薬剤による「おしゃれ染め」と「白髪染め」
・白髪世代が注目する「脱白髪染め」とは? その実態と注意点
・ウィッグとボリュームアップエクステ
・化学染料を染料を手放す、ヘナという選択

4⃣美容室の法律と新潮流――多様化する美容室の形態
・美容師法改正から見える美容業界の現実と課題
・薬機法とグレーゾーン
・急拡大する「カラー専門店」
・帰ってきたカリスマたち――政治色の強い「カミカリスマ」発足
・最先端技術と生命倫理
・美容の未来に希望はあるのか?


コラム  看護師からのメッセージ(看護師 中島佳織)
コラム 1980年代の優れた調査研究『髪の社会史』(森田要)

第Ⅱ部 ヘナ白書
・ヘナとは何か?
・ヘナの基礎Q&A

1⃣化学から自然へ。ヘナという選択
・真偽が入り混じる時代に、ヘナの正しい情報共有を
・現代におけるヘナの使われ方
・ヘナに含まれる成分とその効能
・ヘナと化学染料との違いを知る
・ヘナは安全か? "天然=安心"という誤解
・信頼できるヘナとは
・化学染料混入へナによる健康被害

2⃣ヘナとともに生きる。40年の歩み
・新聞が告げた「経皮吸収の危険」
・薬剤を手放し、カットとヘナに特化した美容室をスタート
・安全性を優先し、ジェル状ヘナの製造を中止
・安心できるはずのヘナがなぜ?  2000年以降の"二セ天然"問題

3⃣ 主要ヘナメーカー20社へのアンケート調査
・ヘナブームの背景と調査の狙い――へナを正しく理解するために
・アンケートの内容と返信結果
・浮かび上がった業界の課題と展望

4⃣CNP社とともに、世界基準のヘナをみなさんの手元に
・インドで出会った、信頼できるオーガニック企業
・世界基準の加工設備を備えた新工場
・国際的認証とらSDSが支える「見える安心」
・見てすぐわかるパッケージの成分表示と認証マーク
・買う前に知りたいことをパッケージで伝える

5⃣ 美髪再生へのヴィジョンを持つ
・髪のお手入れを通じて、社会を変える
・「ヘナとカットのみ」の美容室への転換事例
・全国に広がるヘナ美容室の現状と課題
・ヘナ市場のこれから

コラム 数千年の時を超えて――ヘナが紡ぐ、美と祈りの物語
コラム メヘンディが語る女性たちの物語
コラム ヘナをめぐる信仰と民間伝承

【ヘナにまつわる用語解説】
(表)ヘナの基本情報/ヘアカラーリング剤の分類
(表)へナ染めと化学染料の違い
おわりに――髪から、社会を変える(上條華江)
おわりに――自然で自由で誠実に(森田 要)

おしゃれ染め・白髪染め・ヘナ――違いを知ることから



とくに 40代・50代の同世代やママ世代の方々 に読んでいただきたいのが、第Ⅰ部の3⃣章です。

化学薬剤によるファッションカラー(おしゃれ染め)と白髪染め、
そしてヘナ染めとの違いを知ることで、
これからの髪の未来のためにどんな選択をするべきか?

きっとはっきり見えてくるはずです。

みなさんの選択が「髪から、社会を変える」そのきっかけになりますように。

ヘアライター/上條華江