私は長年、ヘアライターとして美容業界を取材してきました。
そのため、自分自身でも、最新のヘアカラートレンドを体験してみたいと思っていました。

一方で、40歳を過ぎた頃から、
トレンドに振り回されるのも、なんだか馬鹿馬鹿しいような気持ちにもなっていました。

そんなとき、ヘアカタログなどのムック本を制作している編集部の編集長が、「ヘナをやってみたら、すごく気持ちよかったの!」と話しているのを耳にしたのです。

それが、私のヘナデビューのきっかけでした。

今日は、私自身がヘアカラーからヘナへどうやって移行したのか。
その体験をまとめてみたいと思います。

※とくに自分の写真をたくさん載せたいタイプではないのですが(笑)、説明のためセルフィ写真が多くなりますこと、どうかご容赦ください。

ヘアカラー時代の私の髪

2017年5月頃の私は、一般的なヘアカラーを続けていました。

ズボラな性格なのもあり、3〜4ヶ月に一度くらいのペースで原宿の人気サロンに通い、カットとカラーをしていました。

あるとき美容師さんに、「白髪はまだそんなにないけれど、そろそろ白髪染めにしますか?」と聞かれ、ドキッとしたのを覚えています。

白髪染めが増えれば、カラーの頻度もきっと増えていくのだろうな……。そう思うと、なんだか憂鬱な気持ちになったのです。

寒色系のヘアカラーは褪色が目立つため、
当時はレッド系のヘアカラーにしていました。
自宅では、ときどきカラートリートメントを使いながら、
レッド系の色味をキープしていました。

2017年6月、原宿の「コロリエ」でヘナデビュー

編集長に教えてもらい、原宿にあるヘナ専門美容室「コロリエ」で、私はヘナデビューをしました。

まず、ヘナを塗る前にオイルマッサージ。
そのあとヘナを塗布し、キルティングのようなキャップをかぶって、1時間ほど置きます。
さらにその後は、粉タイプのハーブシャンプーで洗い流してもらいました。

オイルマッサージ、ヘナ、ハーブシャンプー。
なにもかもが初めての体験で、「こんな施術もあるんだ!」と新鮮な驚きがありました。

ヘナの香りについては、「牧草のよう」と感じました。
当時、家でモルモットを飼っていたので、「モルモットが食べるチモシーみたいだわ~」と思ったのを覚えています(笑)。

ただ、この頃の私は、ヘナのことを「白髪染めのひとつの選択肢」くらいにしか思っていませんでした。
髪や頭皮への作用や、ヘナが持つさまざまなはたらきについては、まだほとんど知らなかったのです。


ヘナ塗布後の髪の色は、どうなった?

私はもともと暖色系のカラーに抵抗がなかったので、ヘナを塗布したあとの髪色も、それほど気になりませんでした。

※ここで少し補足をすると、ヘナには脱色作用はありません。

一般的なヘアカラーのように髪の色を明るくしてから染色するのではなく、元の髪色の上に植物の色素が重なる仕組みです。
つまり、ヘナは「色を抜いて染める」のではなく、髪に色を重ねていく染め方なのです。

そのため私の場合は、もともと入っていたレッド系のヘアカラーの色味に、ヘナのオレンジが重なり、暖かみのある色に見えるようになりました。





ヘナ塗布後の私の髪。
いま、あらためて見るとツヤがあります✨
ヘナを塗ったあと、キルティングのヒートキャップをかぶって約1時間。
暑かったせいか? やたらと真顔な私です(/ω\)


秋に「コロリエ」でインディゴ塗布

6月にヘナを塗布してから4ヶ月ほど経つと、新しく生えてきた髪との色の違いが目立ってきました。
ヘアカラー+ヘナで染めたオレンジピンクっぽい色と、新生毛の黒とのコントラストです。

そこで、コロリエのホームページをよく読み、インディゴを重ねてもらうことにしました。

ただ、この頃の私はまだ、ヘナをベースに髪を育て、インディゴで色味を調整していくという考え方を知りませんでした。

新しく生えてきた髪との色の違いが目立ってきたため、インディゴを全体に重ね、そのまま髪を伸ばしていけば脱ケミカルできる!
そのように考えて、伸ばすことを決意した頃です。

2017年10月。再びコロリエへ。
インディゴを塗布してもらったときの髪の状態。

セルフでもできるように

コロリエに2回ほど通ううちに、セルフヘナのやり方もだいたい分かってきました。
それからは、気分次第で、ときどき家でもヘナを染めるようになりました。

ただ、この頃の私はまだ、ヘナ100%で髪を育てていくという考え方を知りませんでした。

そのため、ヘナとインディゴが半々くらいの割合でブレンドされた「ミックスヘナ」を使っていました。

そして次第にヘナをすること自体が面倒になり、
2021年のヘアドネーションで髪をカットするまで、しばらくヘナをしなくなってしまったのです。

ですから、みなさんの「面倒だ」という気持ちも、よーくわかります😆
※ヘナで髪を育てていく感覚が実感できるようになると、また少し気持ちが変わってくるんですよね。


2017年の秋以降、ヘナとインディゴの「ミックスハーブ」で
自宅で染めるように。
ミックスハーブで染めたあとの髪色。
かなりダークな仕上がりで、
新生毛となじみやすくなってきました。
髪が長くなると、セルフヘナはだんだん面倒に
なってくるんですよね…💦

2021年6月、いよいよヘアドネーション

約4年間かけて伸ばした髪を31cm以上カットし、ヘアドネーションに初挑戦しました!

【髪を伸ばしてみてわかったこと】

私はどちらかというと長年ショート派で、髪をここまで伸ばすのは人生で初めてのことでした。
そこで気づいたのは、髪を伸ばしてしまうと、ヘアスタイルのことをあまり考えなくなるということです。
「流行に追われることがないのはいいな~」と思いました。

低めのおだんごなどでひとつにまとめてしまえば、スタイリングも簡単。思っていたよりもずっとラクでした。
「このまま永遠に伸ばすのもありだわ」と思ったほどです。

【残念だったこと】

ただひとつ残念だったのは、当時はまだ「ヘナで髪を育てる」という観点を持っていなかったことです。

たまにヘアアイロンやホットカーラーを使っていましたし、美髪ロングを育てることはできませんでした。
このときはケミカル毛をばっさりカットすることに重きを置いていたので、それはそれで良かったのかもしれません。

ちなみに当時から、粉タイプのハーブシャンプーは愛用しており、脱・合成界面活性剤はすでに実践できていました😊





ロングヘアはあまり似合っていませんでしたが(笑)、
とてもラクでした。
低めのおだんごでひとつにまとめてしまえば、
ヘアスタイルのことをあれこれ考えなくて
済むようになりました。



ドネーションで、脱ヘアカラー毛がかなった!

とはいえ、当時はまだヘナで美髪を育てていたわけではなかったので、今振り返ると、なんとなくツヤのない髪だったように思います。
週1回ヘナを実践しているいまの髪のほうが、状態はずっと良く感じます✨

※ここまで読んでいただくと、
このようにすれば脱ケミカルヘアカラーは可能だ、ということはおわかりいただけたのではないでしょうか。

そんなこんなで
ドネーション後もツヤはあまりなく
美髪とは言い難いのですが
脱ケミカルヘアカラーできました!


しかし、この後もパーマや部分カラーなどを…

こうして無事に脱・ケミカルヘアカラーをして、化学薬剤の影響を受けていない髪を手に入れた私ですが……。
その後久しぶりに、髪でいろいろと冒険をしてみたい衝動に駆られ、パーマをかけたり、部分カラーをしたりし始めてしまうのです。

結局のところ、私が本当に化学薬剤を手放すことができたのは、ヘナの持つパワーを知り、週1セルフヘナを始めた2025年以降のことでした。

「ちょっとぐらいならいいよね?」と
またしても化学薬剤による施術に戻ってしまった私(*ノωノ)



この続きは、また次回書かせていただきますね!

いっしょに未来の髪を育てていきましょ🌿
ヘアライター/上條華江