あなたの“ありのまま”を奪うものの正体

日本で“ありのまま”ブームが始まったのは、
映画『アナと雪の女王』の主題歌「レット・イット・ゴー~ありのままで~」が
きっかけではないでしょうか。この曲が流行してから、もう10年が経ちました。
みなさんは「ありのままの自分でいい」と心から思えるようになりましたか?

最近では「ありのままでいい」と言われても、ありふれていて新鮮味がないと感じるかもしれません。
しかし、美容を考えるうえで「ありのまま」はとても大切なことです。
このブログを立ち上げるにあたり、このテーマについてまず書いておきたいと思います。

沢山のヘアケア製品が並ぶドラッグストア。
ここ数年は新興の小メーカーの登場により
シャンプー1本1400円以上の値段設定になり、
プレミアムヘアケア市場が展開されるように。

あなたの“ありのまま”を奪っているのは、ズバリ企業の“プロモーション”だと私は考えています。ヘアケア製品を例に挙げると、企業はあなたの変身願望を叶えるために必死です。

季節限定の香りのシャンプーや「このシャンプーを使っている自分が好き♡」と自己肯定感を高めるようなパッケージ、女子力アップを訴えるアウトバストリートメントなどがあります。
さらに、高額なドライヤーやヘアアイロン、電気ブラシといった美容家電も次々と登場しています。美容室でのヘアカラーもその一例です。

企業が次々と新しい製品をプロモーションすることで、多くの女性は「このままの私ではいけない」と思い込んでしまい、美容の迷路に迷い込んでしまうのではないでしょうか。
私自身も長年、迷路の中をウロウロとさ迷っていました。

ありのままの自分を大切にするために、企業のプロモーションに惑わされず、自分自身の生まれ持ったナチュラルな美しさを見つめ直し、それに気付くことが必要です。


トレンドに左右されない美容が“あなたらしさ”を輝かせる

あなたも、私も、すべての人が唯一無二の存在。
そう気付かせくれるのが、ナチュラルな美容であり、ナチュラルなヘアケアです。

「自分に自信がない」「私なんて…」そう思う人にこそトレンドを手放してプロモーションに左右されない
ナチュラルな髪のお手入れを始めてみてほしいと願っています。これは実践的に、日々自分と向き合いながらコツコツと積み重ねていくことが必要です。

私も40代になってから、ようやくこれに気付きました。トレンドを追うことことよりも、古くからあるお手入れ法を取り入れたり食生活を見直すという基本的なことに立ち返ったりすることで不思議と自然に、“私は私のままがいい”と思えるようになりました。

その実践的な内容をここで少し紹介しておきます。
①体内から美髪を育てる食材や飲み物を知る
②冷え性に悩む人は、血流をよくしよう
③液体シャンプーからオールハーブのパウダーシャンプーへとシフト
④ケミカルなカラー剤からヘナカラーへとシフト
⑤天然素材のオイルを活用する
⑥ブラッシングや頭皮マッサージをしよう
⑦髪の乾かし方を見直そう


詳しい内容やメソッドについては、今後このブログでお伝えしていきます。

以上のことを少しずつ、できる範囲で実践していくと確実に自分が変わっていくことを実感できますし、「私でいい、私がいい!」と思えるときがやってきます。何より嬉しい効果が、心からの笑顔が生まれ、エイジングもスローになるということ。古くから伝わる美容で、あなたが古くならない!って、不思議でステキですよね!

いっしょに未来の美しい髪を育てていきましょう✨

ヘアライター上條 華江