代謝活動が活発になる36.5~37℃の体温を目指して
みなさん、こんにちは、こんばんは。
脱ケミカル&ナチュラルな髪のお手入れ術を発信しています、はなはな(ヘアライター上條 華江)です。
7月に入り、暑い毎日が続いています。冷房が効きすぎた電車や室内で過ごしていたり、冷たい飲み物やアイス類の摂りすぎで、気付かないうちに体を冷やしていませんか?
実は冷えは美髪を育てるうえでの天敵。冷え性だと、髪の成長が遅くなったり、抜け毛が増えて薄毛が進行してしまうこともあります。
代謝活動が活発になり、免疫力が最大限に高まる36.5~37℃の体温を目指しましょう!
今回は健康な髪を育むための「冷え対策」についてお伝えします。普段から冷えや低体温に悩んでいる方はぜひ、参考にしてくださいね。
【普段の生活でできる冷え対策】
●ストレッチやウォーキング、階段を使うなど、無理のない運動で体を動かす
●シャワーで済まさずに、ゆっくりと湯船に浸かる(入浴剤には海由来の塩やエプソムソルトを)
●発酵風呂を利用して、じんわりと体の奥から温める
●シナモンやショウガ、ニンニクなど体を温める食材を意識して摂る
●冷房が効いた室内では腹巻を利用して、子宮や丹田を温める(冬場は綿とウールの腹巻2枚重ねがオススメ)
●夏でも冷たい飲み物はなるべく控える(常温の上質な水や温かなハーブティーを飲む)
冷えによる血行不良で頭皮に栄養が行き渡らなくなるワケ
この図のように、頭皮には太い血管がなく、主に毛細血管がはりめぐらされています。そのため、頭皮や髪の毛の健康には、十分な血流が必要です。血液循環が悪くなると、髪の毛の根元(毛根部)に十分な栄養や酸素が届かなくなり、髪の成長がサイクルが乱れたり、抜け毛が増えることに直結してしまいます。
日常的に体温が低い人は体の末端の頭頂部の毛細血管まで栄養が行き届いていない可能性があるので、冷え対策をおこなうことは美髪を育むうえでとても重要なんです。
これを教えてくれる美容師さんは、なかなかいないですよね……。
美味しい! 気持ちいい! オススメの冷え対策4選
私も以前は極度の寒がりで、冬は何重にも厚着をしていました。数年前から「体の内側からの冷え対策」を意識することで手足が冷えることが少なくなり、体温も36.5℃前後をキープしています。
「これはやってよかった! 続けられる!」という冷え対策をご紹介します。
①甘酒+すりおろしショウガ
おやつ代わりに美味しく飲めて、満腹感もあるのが嬉しい♡
甘酒の美髪効果にも注目!
・ビタミンB1(チアミン): 髪の成長を促進し、健全な頭皮を維持。エネルギー代謝を助けることで、髪の毛根に必要なエネルギーを供給します。
・ビタミンB2(リボフラビン): 細胞の成長と修復に関与し、健康な髪を維持します。
・ビタミンB3(ナイアシン): 血行を改善し、頭皮の健康を維持します。髪の成長を促進するための重要なビタミン。
・ビタミンB6(ピリドキシン): 髪の成長とメラニン生成に関与し、髪の健康と色を維持。
・ビタミンB7(ビオチン): 特に髪の健康に重要で、髪の成長を促進し、抜け毛を防ぐ効果が。
・ビタミンB12(コバラミン): 髪の成長を助ける赤血球の生成をサポート。
・ビタミンE:抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぎます。これにより、頭皮の健康を保ち、髪の成長を促進。
・アミノ酸:甘酒には、髪の主要成分であるケラチンの生成に必要なアミノ酸が豊富に含まれています。
・酵素:甘酒に含まれる酵素は、消化を助け、栄養素の吸収を高めます。これにより、髪の健康に必要な栄養素が体内に効率よく供給されます。
・その他の栄養素:甘酒にはミネラル(亜鉛、マグネシウム、鉄など)が含まれており、髪の成長と健康に重要です。
②ビオ―マートコロリエの艶のお茶
血流改善に良い朝鮮人参、松葉、熊笹、 髪のたんぱく質強化のためにスギナ、白髪対策に有名な女貞子(ジョテイシ)、 体内と肌表面の血流を良くし温めてくれる蒸し生姜、シナモンを ブレンドした、まさに美髪&ツヤ髪のためのお茶。
髪のハリや白髪が気になる方、肌のくすみが気になる方、腸の調子を整えたい方 にオススメです。意外とクセがなく、ホッと一息のティータイムに♡
③発酵温浴 nifu(ニフ)
ツヤツヤの美肌の持ち主の友人が教えてくれた発酵温浴。汗をかけない体質だった私が、2回目の温浴でドバドバ汗が出て「超気持ちいい~」と心で叫びました。体の深部から温まることで血の流れが良くなっていくのを体感でき、夏の発酵温浴が気持ちいいです!
(nifu HPより)
電気やガスを使わず自然の発酵熱のみを利用した温浴サービスです。
当店では、オリジナル開発した『nifuの種菌』を使用して、ヒノキパウダーとヒノキの葉に米ぬかを混ぜた独自配合パウダーを発酵させています。
発酵したヒノキパウダーは70〜80℃の熱を発生させます。空気と水分を含んだサラサラふわふわの状態で、
体感温度40℃前後になり、ヒノキの良い匂いとともに身体の深部からしっかりと温めてくれます。
身体の深部から温めることで、血流、リンパの流れを促し、免疫力の向上も期待できます。
この温熱で胃腸の動きも促され、排泄機能の向上や腸内細菌のバランスを整えることにつながります。
自然の香り、発酵の温もり、サラフワの寝心地をお愉しみください。
④エプソムソルト(入浴剤)
夏もシャワーでササッと済ませず、湯船に浸かって入浴をするのが「冷え対策」には大切。市販の入浴剤には香料やタール系色素などの化学物質が含まれているものがあるので、入浴剤選びも慎重におこなう必要があります。
体がよく温まるオススメの入浴剤は合成香料や着色料を使用していないエプソムソルトです。(ソルトといっても塩は含まれておらず、成分は硫酸マグネシウムです)
エプソムソルトの効果)
・リラックス効果: エプソムソルトを湯船に入れることで、筋肉の緊張をほぐし、リラックス効果があります。これは、マグネシウムが皮膚から吸収され、筋肉の収縮を緩和する作用があるため。
・デトックス効果: 硫酸イオンが体内の毒素を引き出し、排出を助けると言われています。
・美肌効果: 皮膚の角質を柔らかくし、肌の滑らかさを向上させる効果があります。
今回は日常に無理なく取り入れられて美味しい・気持ちいい「冷え対策」をご紹介しました!
ほかにも美髪を育てる習慣として以下のことに注目してみてくださいね。
・体内から美髪を育てる食材や飲み物を知る(常温の水&「まごわやさしいこ」食材)
・液体シャンプーからオールハーブのパウダーシャンプーへとシフト
・ケミカルなカラー剤からヘナカラーへとシフト
・天然素材のオイルを活用する
・ブラッシングや頭皮マッサージをしよう
・髪の乾かし方を見直そう
白髪や薄毛にお困りの方、いっしょに健康な髪を育てていきましょ♪
ヘアライター 上條 華江