髪からのSOSサイン、どんなお手入れをしますか?

多くの女性誌や美容雑誌で取り上げられているヘアトリートメント、実は髪に負担をかけています。
ヘアライターとしてはまたしても書きづらい内容ですが、今回はそのことについてお伝えしたいと思います。


では、まず、髪のSOSサインとは、何でしょうか?
・白髪が目立つようになってきた
・髪のハリやコシがなくなってきた、
・髪のツヤがなくなってきた、
・うねる毛が増えてきた、
・頭頂部のボリュームがなくなってきた
などが上げられます。

このSOSサインが出たときに、みなさんならどうしますか?
「トリートメントを買い替えてみようかしら?」とか「美容室でトリートメントをしたり、いま話題の髪質改善メニューはどうかしら?」と考えたりするのではないでしょうか?

でも、市販トリートメントもサロンでのトリートメントや髪質改善メニューによる髪のお手入れは、症状に対して場当たり的なケアをする“対症療法”なものにしかすぎないといえます。

美髪が遠のく負のループとは⁈

サロンでの高価格なトリートメントは一度キューティクルを開いて、毛髪内部のコルティックスに栄養を送り込む仕組みになっています。毛髪のコーティングがはがれてしまうと、キューティクルが開いて栄養分が流れてしまうので、しばらく時間が経つとまたパサつきや乾燥を感じるようになってしまうわけです。

また市販のトリートメントにも髪質改善メニューで使用されるトリートメントにも合成界面活剤やシリコン、安定剤や防腐剤、香料などが含まれていて、特に油性成分が多く含まれています。保湿力が高いぶん、髪に汚れがつきやすくなり、毎日シャンプーすることで頭皮に必要な皮脂膜がなくなってしまうことにもなります。トリートメントの洗い残しにより、頭皮の毛穴がつまってしまったり、顔や背中のニキビの原因になることもあるんですね。

トリートメントのコーティング力が高いと、髪は乾きづらくなる性質があります。これを被膜毛といいますが、乾きづらくなるとその分ドライヤーを使う時間が長くなり、髪のダメージが進んでしまいます。

ですから、髪からのSOSサインが出たら、今まで当たり前のようにおこなっていたトリートメントから離れてみることが実は大切なのです。美容室ではカット、カラー(白髪染め)、トリートメントがセットメニューになっているので一見お得のように見えます。

しかし、髪がダメージを受ける → 高機能なケアをする → 化学成分の影響でさらにダメージ → もっと高機能なケアをする…という負のループに陥りやすい髪のお手入れは、生涯の美容代で考えるとかえって高くなってしまうことに!


毛髪は角化した細胞、つまり、もう死んでしまっている細胞なんですよね。ここにお金をかけるのは、正直もったいないです。ですからSOSサインが出たら、頭皮から髪を育てる習慣を知って、取り入れていくことがいちばん大切になってきます。

トリートメントには合成界面活剤やシリコン、安定剤や防腐剤、
香料などが含まれていて、特に油性成分が多く含まれています。
保湿効果が高い分、髪がベタついたいたり、頭皮の毛穴がつまる原因にも。



では、どんなケアをしていけばいいのでしょうか?
ずばり、ヘナカラーとハーブシャンプーがオススメです!
市販のシャンプーやオールハーブでできたパウダータイプのハーブシャンプーの違いについても今後のブログで解説していきます。

先日エコ・ヴェーダのヘナ3色を通販で購入。
ブロンド&レッドがどんな髪色になるのか?
これから使うのが楽しみ!

頭皮から髪を育んで、未来の美しい髪をいっしょに育てましょう!

ヘアライター上條 華江